街の生き物の通り道をAIで可視化。NTTが品川の30種を分析

ノートとスマートフォン、ノートPCを置いた机のイメージ写真 ソフトウェア
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • 市民の観察記録、環境データ、衛星画像を組み合わせて30種を分析した
  • 30種中26種で品川シーズンテラス周辺に適した環境があると推定した
  • 生息数を直接数えた結果ではなく、AIと分布モデルによる推定である

2026年10月21日時点のNTT公式発表を整理した。画像は都市の自然環境を表すイメージ写真であり、分析画面ではない。

都市の生物観察データを整理するイメージ写真
環境データ分析のイメージ写真。実際の分析画面ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

NTTは2026年5〜7月、品川シーズンテラスを中心とする約5km四方で、生物が暮らしやすい場所と移動経路を可視化する実証を行った。市民参加型アプリ「Biome」の観察記録、気温などの環境データ、衛星画像から推定した植生を組み合わせた。

30種を対象に分析し、26種で施設や周辺の緑地・水辺に適した環境があると推定した。点在する緑地の間を生き物が移動する際、品川シーズンテラスが中継地点になる可能性も示した。

目撃情報だけに頼らない

生き物の投稿が少ない場所でも、地表温度、植生、水辺などの条件を分布モデルへ入れ、潜在的に暮らしやすい場所を推定する。再開発や緑地整備の前後を比較する用途が考えられる。

推定図は個体数の証明ではない

モデルが示すのは環境の適性や移動の可能性であり、その場所に対象種が必ずいることや、個体数が増えたことを直接証明するものではない。現地調査と組み合わせて読む必要がある。

期待される使い方:都市の緑を面積だけで評価せず、生き物が移動できるつながりまで見ながら整備計画を立てやすくする。

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