漏水地点を75cm以内で特定。NTTが光ファイバーとAIで水道管を調べた

Windowsキーのあるキーボードのイメージ写真 生成AI
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • 既設の光ファイバーで水道管の振動を捉え、AIで漏水地点を推定した
  • 福岡市の実環境で水平誤差75cm以内、正解率88%を確認した
  • 測定5分、測定開始からAI解析まで約15分だが、全国導入済みではない

2026年10月21日時点のNTT公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、実証設備や漏水検知画面ではない。

光ファイバーの振動データをAIで解析するイメージ写真
AI解析のイメージ写真。実証設備ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

NTTは福岡市内の水道管で、通信に使う光ファイバーを振動センサーとして利用し、漏水地点をAIで推定する実証を行った。管の近くに新しいセンサーを大量設置せず、光の変化から地中の振動を読み取る。

実環境で漏水地点との水平誤差75cm以内、正解率88%を確認した点が成果である。実用上の目安とした誤差80cm以内、正解率80%以上を上回った。

測定から解析まで約15分

測定時間は5分で、測定開始からAI解析まで約15分だった。対象となった水道管の埋設深さは30〜120cmである。道路を広く掘る前に候補地点を絞れれば、調査時間や断水の負担を減らせる可能性がある。

全国で使える段階ではない

今回の結果は福岡市の実証であり、全国の水道事業者が利用できるサービスの開始発表ではない。NTTは精度向上を進め、自治体や水道事業体への展開を目指すとしている。

暮らしへの意味:老朽管の点検を効率化できれば、漏水による道路工事や断水を早く抑える助けになる。

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