この記事のポイント
- 山岳トンネルで高速光通信と無線を組み合わせた遠隔施工管理を実証した
- 1000kmの長距離通信を模擬し、壁面の0.2mm幅のひびを遠隔確認できた
- 粉塵のある現場で4K映像や点群データを離れた拠点へ送る
2026年10月20日時点のNTTなど3社の公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、実証現場や使用機器ではない。

安藤ハザマ、NTT、1Finityは10月19日、施工中の山岳トンネルでIOWN APNを使った遠隔施工管理の実証結果を発表した。IOWN APNは、遅延を抑えながら大容量データを送る光中心のネットワークである。
現場へ専門家が毎回移動しなくても、高精細な映像や計測データを見ながら離れた場所から検査を支援できる可能性を示した。人手不足が続く建設現場で、移動時間を減らす使い方が想定される。
1000km離れた通信環境を模擬
実証は2026年3月に行い、IOWN APN、坑内の光ネットワーク、無線を接続した。1000kmの長距離通信環境を模擬し、トンネル壁面の管理基準の一つである0.2mm幅のひびを遠隔拠点から確認できたという。
4K映像と3D点群を同時に送る
施工状況を映す4K映像に加え、対象物の形や位置を点の集まりで表す3D点群データも送る。大容量データをまとめて扱えれば、現場の映像を見るだけでなく、寸法や変形を離れた場所で分析できる。
現時点は実証結果:一般の通信サービスとして1000km先の現場をすぐ管理できるという発表ではない。3社は現場適用へ向けて、粉塵や通信経路を含む運用条件を詰める段階である。
出典・確認先
- NTT公式:2026年10月19日のニュースリリース一覧
- 共同発表本文:トンネル坑内の遠隔施工管理実証(2026年10月19日)



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