雪の首都でロボタクシーを試す理由。Pony.aiなど3社がカザフスタンへ

机に置かれたスマートフォンと周辺機器のイメージ写真 ソフトウェア
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • inDrive、Pony.ai、NVIDIAがカザフスタンでロボタクシーを検討する覚書を結んだ
  • 首都アスタナを最初の市場とし、第7世代車両とNVIDIAの基盤を組み合わせる計画である
  • 政府との合意や実現可能性の検証が先で、一般向けサービス開始日はまだ決まっていない

2026年10月26日にPony.aiの10月23日付発表を確認した。現地サービスや車両は試していない。画像は移動サービスのイメージで、実際のロボタクシーではない。

スマートフォンで配車サービスを利用する場面のイメージ写真
配車サービスのイメージ写真。実際のPony.ai車両やinDrive画面ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

配車サービスのinDrive、自動運転企業Pony.ai、NVIDIAは10月23日、カザフスタンで自動運転配車の実現可能性を調べる覚書を結んだ。最初の候補地は首都アスタナである。

今回決まったのは営業開始ではなく、技術、運用、規制、事業性を3社で確かめる道筋である。Pony.aiが第7世代ロボタクシー、inDriveが配車アプリとサービス運営、NVIDIAがAI基盤を担当する想定だ。

レベル4対応を目指す構成

発表ではNVIDIA HyperionとHalos安全システムを使い、特定条件下で運転を自動化するレベル4対応車両を評価する。Pony.aiの車両は複数センサー、冗長化、故障時にも機能を保つ設計を備えると説明されている。

アスタナは冬が長く、雪や氷が多い。温暖な都市だけでは分かりにくい認識性能や運行の課題を確認できれば、似た気候の地域へ広げる際の材料になる。

利用者が待つべき次の発表

実際の開始にはカザフスタン政府との合意が必要だ。運行区域、乗車料金、安全要員の有無、事故時の責任、利用できる人や時間帯は公表されていない。日本での提供計画も今回の発表には含まれない。

見方の要点:MOU(覚書)は協力方針を示す文書であり、商用運行の開始を保証する契約とは限らない。次に見るべきは政府合意と公道試験の条件である。

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