量子計算機をネットワークでつなぐ前に。NTTが国際標準化の議論を開始

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イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • 量子コンピュータと量子ネットワークを光通信でつなぐ国際標準化を議論する
  • 10月7日のITU-T業界幹部会合で継続協議に合意した
  • 2027年の次回会合はNTTが日本へ招致する

2026年10月19日時点のNTT公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、量子コンピュータや会合の実景ではない。

ノートとスマートフォン、ノートPCを置いた机のイメージ写真
イメージ写真。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

NTTは10月16日、量子コンピュータと量子ネットワークを光通信技術でつなぐ将来像について、国際標準化の議論を進めると発表した。10月7日にインド・ニューデリーで開かれたITU-Tの業界幹部会合で提案し、継続して話し合うことで合意した。

今回決まったのは完成した通信規格ではなく、異なる国や企業の機器を将来つなぐための設計原則を話し合う場を続けることである。

量子計算機も一台だけでは完結しない

量子コンピュータの性能を広げるには、複数の計算機、AI基盤、データセンターをネットワークで連携させる考え方がある。そこで通信の形式や制御方法が企業ごとに閉じると、装置をまたいだ利用が難しくなる。国際標準化は相互接続の土台を先にそろえる作業だ。

光通信技術を共通の接続基盤へ

NTTは、大容量・低遅延の光通信を活用し、量子コンピュータと量子ネットワークを組み合わせる構成を提案した。現在のインターネット規格をそのまま当てはめるだけでは扱いにくい量子情報を、どの層で管理し、どの機器同士で受け渡すかが議論の対象になる。

2027年の会合は日本で開催予定

NTTは継続議論の場として、2027年のITU-T CxO Roundtableを日本へ招致する。通信事業者やメーカーなどの幹部が課題を共有し、標準化作業へつなげる。日本開催は初めてとなる予定だ。

現時点の到達点:一般向け量子通信サービスの開始日や料金が決まった発表ではない。相互接続に必要な国際的な論点整理を始めた段階である。

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