この記事のポイント
- フォトカプラを収めるリールをプラスチックから紙へ替えた
- 包装材の原料調達から廃棄までのCO2排出量を約35%減らす
- 部品の品質とコストは従来品と同等で、2シリーズは量産・出荷済みである
2026年10月19日時点のシャープ公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、紙製リールや対象部品ではない。

シャープセミコンダクターイノベーションは、電子部品「フォトカプラ」の包装に使うリールを、プラスチック製から紙製へ切り替えた。PC817XとPC357Nは量産・出荷済みで、PC123Xは10月に量産を始める予定である。
変わるのは電子部品そのものではなく、工場へ部品を運び、自動実装機へ供給するための巻き枠だ。大量に流通する消耗包装を減らす改善である。
フォトカプラは電気的に離して信号を渡す
フォトカプラは、電源回路の高電圧側と低電圧側などを電気的に絶縁しながら信号を伝える部品だ。PC817Xは国内向け電源機器、絶縁性能を高めたPC123Xは海外向け電源機器、小型のPC357Nは省スペースな電源機器などを想定する。
包装材のライフサイクルで約35%削減
シャープの試算では、紙製リールは原料調達から廃棄までのCO2排出量をプラスチック製より約35%減らす。顧客が実際に使用する工程は計算に含まない。部品の品質と価格水準は従来リール品と同等としている。
買い物の選択肢より企業調達の変化
対象型番と価格はシリーズ内の品番ごとに異なり、問い合わせ先も法人顧客向けである。一般消費者が店頭で紙リールを選ぶ製品ではないが、工場が調達する部品の包装まで環境負荷を比べる動きが進んでいることが分かる。
比較範囲:約35%という数字はシャープ調べの包装材CFP比較であり、フォトカプラ本体や利用先の機器全体の排出量を35%減らす意味ではない。
出典・確認先
- シャープ公式:紙製リール包装のフォトカプラを量産・出荷(2026年9月25日)


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