この記事のポイント
- 鹿島宇宙技術センターに5G NTNの試験設備を整備した
- Ka帯の大型アンテナで衛星と地上ネットワークをつなぐ
- 2026年内の運用開始後、車やドローンで通信品質を検証する
2026年10月18日時点のNICT・シャープ公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、鹿島のアンテナや試験端末ではない。

情報通信研究機構(NICT)とシャープは10月8日、茨城県鹿嶋市の鹿島宇宙技術センターに5G NTNの衛星通信設備を整備したと発表した。必要な免許を取得したうえで、2026年内の運用開始を目指す。
5G NTNは、普段の携帯基地局だけでなく衛星など空から届く通信へ5Gの共通仕様を広げる取り組みである。国内で試験しやすい環境をつくることが今回の中心だ。
固定アンテナが衛星と地上網の橋になる
設備の中心はKa帯のパラボラ型ゲートウェイアンテナだ。Ka帯は約26.5〜40GHzの高い周波数で、大容量の衛星通信に使われる。ゲートウェイは衛星からの信号を地上ネットワークへ渡す固定設備で、車載端末とは役割が異なる。
これまで海外設備へ頼る場面があった
国内には5G NTNの技術検証や通信試験を行える環境が限られ、海外の設備を使うことも多かったという。鹿島は周囲に高い建物が少なく空を見渡せるため、衛星通信の試験に適した場所とされる。
車やドローンで移動中の通信を確かめる
運用開始後は、車両やドローンへ衛星通信端末を載せ、移動時の品質と安定性を調べる。地上の携帯網と衛星通信を接続したまま切り替えるハンドオーバーも検証する。自動運転を含むモビリティ用途を想定している。
今は試験基盤:スマートフォン向けのサービス開始日、対応機種、料金は発表されていない。今回整ったのは、共通仕様の端末や切り替え技術を国内で検証するための設備である。
出典・確認先
- NICT・シャープ公式:5G NTN実証向け衛星通信設備(2026年10月8日)



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