日本総研が国産LLM PLaMoを全社利用 追加学習はまだ検証段階

Windowsキーのあるキーボードのイメージ写真 生成AI
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • 日本総研はPLaMo 3.0 Primeを自社オンプレミス環境で全社利用し始めた
  • 設計書やコードのレビュー、障害調査、規程検索、文書作成などから活用する
  • 自社データによる追加学習は性能と業務適合性を確かめる検証段階である

2026年11月2日に日本総研とPreferred Networksの10月26日付発表を確認した。金融システムや社内AIを操作した記事ではなく、導入範囲と検証事項を整理している。画像は社内AI基盤のイメージ写真である。

金融システムの社内環境で国産LLMを利用するイメージ写真
オンプレミスAI基盤のイメージ写真。日本総研の実際のシステム画面ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

日本総合研究所とPreferred Networksは、国産大規模言語モデル「PLaMo」のライセンス契約を結んだ。日本総研は約半年の評価を経て、2026年10月からPLaMo 3.0 Primeを自社のオンプレミス環境で全社利用し、追加学習の検証も始めている。

自社設備で動かすことは、AIの回答が自動的に正しくなることを意味しない。データを管理下に置ける点と、出力の精度や業務適合性は別に評価する必要がある。

まずは開発運用と社内文書から使う

想定する用途は、金融システムの設計書やソースコードのレビュー支援、障害時の影響範囲調査、過去の仕様や対応履歴への問い合わせである。バックオフィスでは社内規程の検索、議事録・報告書の作成、翻訳などを挙げる。

追加学習で暗黙知を取り込めるか検証

日本総研の自社データを使ってファインチューニングし、システム開発や運用の知識、指示への対応力をモデルへ反映できるか確かめる。発表時点では、追加学習済みモデルの効果が確定したという報告ではない。

オンプレミスとは:外部の共用クラウドAPIへ毎回データを送るのではなく、自社管理の設備でモデルを運用する構成である。それでも利用権限、ログ、入力禁止情報、出力確認などの運用設計は必要だ。

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