古いシステムをAIが読める形へ。NTT実験は不整合検出率27%から80%

ノートとスマートフォン、ノートPCを置いた机のイメージ写真 ソフトウェア
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • NTTが文書、コード、テストの対応関係を自動構築する技術を発表した
  • 予備実験では不整合の検出率が従来手法の27%から80%へ向上した
  • 現時点は研究技術で、既存システムを自動修復する一般向け製品ではない

2026年10月24日にNTT公式発表を確認した。技術や対象システムは検証していない。画像はソフトウェア保守のイメージ写真である。

古い設計書とプログラムコードの対応を確認するイメージ写真
ソフトウェア保守のイメージ写真。NTTの実験環境ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

NTTは10月23日、長年運用してきたソフトウェアの設計文書、プログラムコード、テストを結び付け、AIが理解しやすい「AI-Ready」な状態へ変換する技術を発表した。

生成AIに古いコードをそのまま渡す前に、文書との食い違いと不足したテストを見つけ、根拠をたどれる形へ整理する技術である。仕様書だけ古い、コードだけ修正済みといった現場のずれを扱う。

予備実験の80%を万能な精度と見ない

NTTの予備実験では、不整合の検出率が従来手法の27%から80%へ向上した。これは発表内の実験条件で得られた値であり、あらゆる言語や巨大システムで同じ結果になるとは限らない。

テスト不足も補う

文書とコードの対応を作ることで、不足しているテスト観点やテストケースの自動補完にもつなげる。開発者はAIの提案を確認し、変更理由と影響範囲を追えることが重要になる。

実務への示唆:AI導入前に設計書、変更履歴、テスト、コードの所在をそろえるだけでも、誤った前提で修正するリスクを減らせる。

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