この記事のポイント
- PHPの2件の脆弱性は悪用されると任意コードを実行される可能性がある
- 修正版は8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35で、古い系統は対応確認が必要である
- レンタルサーバー利用者は自分で変更する前に提供元の対応状況と互換性を確認する
2026年10月24日にJPCERT/CCとPHP開発元の公開情報を確認した。個別サイトの侵害有無は調査していない。画像はWebサイト管理のイメージ写真である。

JPCERT/CCは10月22日、PHPの脆弱性CVE-2026-109618とCVE-2026-109619について注意喚起した。悪用されると、Webサーバー上でPHPを動かしている権限の範囲で任意のコードを実行される可能性がある。
WordPressそのものの更新だけでは足りない。サーバー側のPHPが修正版かを確認する必要がある。対象は8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35より前の各系統である。
レンタルサーバーなら提供元の案内を先に見る
共用レンタルサーバーでは、PHP本体を事業者が更新する場合と、利用者が管理画面でバージョンを選ぶ場合がある。管理画面のPHP情報、事業者のお知らせ、サポート窓口の順に確認し、修正版へ移行する。古いテーマやプラグインが新しいPHPで動くか、バックアップとステージング環境で確かめたい。
更新後もログを確認する
JPCERT/CCは、不自然に長いPHPSESSID Cookie、不審なmultipart/form-dataリクエスト、PHPワーカーの異常終了や再起動などを確認項目に挙げている。ただし痕跡がなければ未侵害と断定できるわけではない。
固有の注意:PHP 8.1以前は通常の更新版が提供されない。開発元の緩和策は特定経路だけを対象とするため、サポート中の版への移行が基本である。
出典・確認先
- JPCERT/CC:PHPの複数脆弱性に関する注意喚起(2026年10月22日公開、10月24日確認)
- PHP:Security advisory(2026年10月21日公開、10月24日確認)


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