委託先の正規アカウントが侵入口に。NEC顧客で暗号化と情報漏えい

Windowsキーのあるキーボードのイメージ写真 セキュリティ
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • NECの委託先が9月下旬にサイバー攻撃を受けた
  • 盗まれた正規認証情報で顧客システムへ侵入し、ファイル暗号化が起きた
  • クラウド上の個人情報・システム情報も漏えいし、詳細は調査中である

2026年10月20日時点のNEC公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、被害を受けたシステムや委託先端末ではない。

Windowsキーのあるキーボードのイメージ写真
認証情報を使う業務端末のイメージ写真。被害端末ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

NECは10月20日、システム開発・保守の委託先が9月下旬にサイバー攻撃を受け、複数の顧客でシステム障害と情報漏えいを確認したと発表した。攻撃者は窃取した正規アカウントの認証情報を悪用した。

不審なプログラムだけを防いでも、委託先の本物のIDとパスワードが盗まれると、通常の保守作業に見える経路から侵入され得る事例である。外部企業へ渡した権限の範囲と利用状況を継続して確認する必要性が表れた。

システム停止と漏えいが同時に発生

委託先の端末から正規アカウントを使って顧客システムへ不正アクセスし、サーバー内のファイルが暗号化された。これにより各種システムが利用できない状態になったという。

別に、NECと顧客、委託先などが情報共有に使っていたクラウドストレージからもファイルが漏えいした。顧客が保有する個人情報とシステム関連情報が含まれていた。

詳細な範囲は未確定

NECは影響のあった複数の顧客へ個別に連絡し、全容を調査している。対策として委託先へNEC管理端末を貸与するなどの措置を進めた。

対象者と漏えい項目の詳細はまだ公表されていない。NECは判明後に顧客へ報告するとしている。現段階で一般利用者が対象かどうかを推測できる情報はない。

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