映像機器の「つながらない」を減らすNMOS。ソニーがエミー賞を受けた理由

Windowsキーのあるキーボードのイメージ写真 ソフトウェア
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • NMOSはネットワーク上の映像・音声機器を見つけ、登録し、制御するオープン仕様である
  • メーカーの異なるカメラやモニターを組み合わせるライブ制作で使われる
  • ソニーは実装をオープンソースで公開し、共同でエミー賞を受賞した

2026年10月20日時点のソニー公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、放送設備やNMOS管理画面ではない。

Windowsキーのあるキーボードのイメージ写真
イメージ写真。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

ソニーは、放送業界の制御仕様「NMOS」の確立への貢献により、第77回テクノロジー&エンジニアリング エミー賞を受賞した。仕様を策定するAMWA、BBC、Streampunk Mediaとの共同受賞である。

NMOSの役割は、ネットワークへ接続した異なるメーカーの映像・音声機器を、共通の方法で見つけて動かせるようにすることだ。家庭でいえば、メーカーが違っても同じWi-Fi上の機器を一覧から選べる状態に近い。

映像制作も専用ケーブルからIPへ

放送スタジオや中継車では、カメラ、スイッチャー、モニターなど多数の機器を使う。映像をIPネットワークで運ぶ構成へ移ると、信号を送れるだけでなく、どの機器がどこにあり、何を受け取るかを管理する共通仕様が必要になる。

ソニーは2016年から標準化へ参加

ソニーは2016年にNMOSの標準化活動へ加わり、実装をオープンソースソフトウェアとして公開した。現在はシステムカメラ、ライブプロダクションスイッチャー、業務用モニター、メディア管理製品などへNMOSを実装している。

生活への間接的な影響:視聴者がNMOSを直接操作する場面は少ない。複数メーカーの設備を組み合わせやすくし、中継や配信の構成変更を速める基盤技術である。

出典・確認先

コメント

タイトルとURLをコピーしました