MarvellがLumentumを18兆円規模で買収へ AIの配線を光へ寄せる狙い

ノートとスマートフォン、ノートPCを置いた机のイメージ写真 生成AI
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • Marvellが光通信部品のLumentumを株式交換で買収する契約を結んだ
  • Lumentumの企業価値は1150億ドルで、AIデータセンターの電気・光技術をまとめる狙いである
  • 完了予定は2028年上半期で、株主承認と規制当局の承認が必要である

2026年11月3日にMarvellの公式発表とSEC提出資料を確認した。日本円換算は1ドル157円で概算したもので、為替により変動する。画像はAIデータセンターの接続技術を表すイメージ写真で、両社製品の実物ではない。

AIデータセンターで電気配線と光通信を組み合わせるイメージ写真
AI向け接続技術のイメージ写真。MarvellやLumentumの製品実物ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

半導体企業Marvell Technologyは11月2日、光通信用部品を手がけるLumentumを全株式取引で買収する最終契約を結んだと発表した。Lumentumの企業価値は1150億ドルで、1ドル157円なら約18兆円に相当する。

これは買収完了の発表ではない。両社株主と規制当局の承認などを経て、2028年上半期の完了を予定する長期案件である。

AIサーバー間の通信量が買収の背景

生成AIは多数の計算チップをつなぎ、大量のデータを短時間で往復させる。距離や帯域が増えるほど銅の電気配線では電力と信号品質が課題になり、光接続の利用範囲が広がる。Marvellの電気系接続技術と、Lumentumのレーザーや光部品を一体で設計しやすくするのが狙いである。

Lumentum株1株にMarvell株4.5株

契約では、Lumentum株主が保有1株につきMarvell株4.5株を受け取る。統合後の持分は現在のMarvell株主が約67%、Lumentum株主が約33%となる見込みだ。経営陣は年間10億ドル超の費用相乗効果を見込むが、これは将来予測であり確定した削減額ではない。

暮らしへの距離:すぐに個人向け端末が変わる話ではない。AIサービスを支えるデータセンターで、より多くの計算装置を省電力で接続するための供給体制に関わる。

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