この記事のポイント
- 業務AIへの満足は66.9%、仕事の幸福感・充実感は49.7%だった
- 効率化で生まれた時間を価値へ変える仕組みの有無で幸福感に大きな差が出た
- 対象は業務でAIを使う513人で、日本の全労働者を代表する調査ではない
2026年10月27日にNECの調査発表と調査概要を確認した。数値は因果関係を証明するものではない。画像は業務でAIを使うイメージ写真である。

NECは10月20日、「働く人のAIとウェルビーイングに関する意識調査」を公表した。業務でAIを利用する22〜59歳の男女513人に尋ねたところ、AI活用への満足層は66.9%だった一方、幸福感・充実感を感じる層は49.7%で、17.2ポイントの差があった。
AIで作業が速くなっただけでは、仕事の充実感まで自動的に高まるとは限らない。満足しているのに幸福感が上がっていない人は23.0%で、約4人に1人だった。
ルールは「禁止事項」だけではない
調査では、ルールの定期見直し、使い方を議論する場、AIに任せる範囲の共有、現場の声をルールへ反映する仕組みの4項目を設定した。すべて整う組織の幸福感は73.9%、どれもない人は25.8%だった。ただし相関を示す結果であり、4項目を導入すれば同じ割合まで上がると保証するものではない。
浮いた時間の行き先が重要
効率化で生まれた時間をすでに価値創出へ使えている人は15.4%にとどまり、27.5%は「使いたいが受け皿がない」と答えた。前者の幸福感は84.8%、後者は31.2%だった。企業は削減時間を創造的な仕事、顧客対応、学習などへ振り向ける仕組みまで設計する必要がある。
調査の範囲:従業員50人以上、年間売上高10億円以上の組織でAIを使う人が対象である。小規模企業、AI非利用者、全世代へ単純に一般化できない。
出典・確認先
- NEC:働く人のAIとウェルビーイングに関する意識調査(2026年10月20日発表、10月27日確認)


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