社内資料を探すだけからExcel作成まで。ローカルLLM「ラクラグ」は誰向け?

ノートとスマートフォン、ノートPCを置いた机のイメージ写真 生成AI
イメージ写真。記事で紹介する実機・画面ではありません。写真:Unsplash(配布ページ) / Unsplash License

この記事のポイント

  • ローカルLLM「ラクラグ」は11月1日からAIエージェント機能を正式提供する
  • 社内資料の検索に加え、表計算とWord・Excel・PowerPoint・PDF出力へ対応する
  • オンプレミスを選べるが、導入効果や精度は自社資料での検証が必要である

2026年10月26日にフツパーの発表を確認した。サービスへログインしたり、ファイル生成や集計精度を検証したりしていない。画像は社内資料を扱う作業のイメージで、実際の画面ではない。

ノートPCとメモを使って社内資料を整理するイメージ写真
社内資料の検索と整理を行うイメージ写真。ラクラグの実画面ではない。写真:Unsplash配布ページ(利用許諾)。

フツパーは、社内ネットワーク内で動かせるローカルLLM「ラクラグ」をAIエージェント型へ更新し、11月1日から正式提供すると発表した。保守契約中の顧客には先行して順次提供する。

従来の「資料を探して回答する」段階から、検索方法を変えながら調べ、表を計算し、提出できるファイルへ仕上げるところまでを狙う更新である。

Excelの数字を文章から推測しない設計

ExcelやCSVについて、合計、件数、絞り込み、並べ替え、複数シートをまたぐ集計を実際のデータから計算する。結果はExcel、CSV、Word、PowerPoint、PDFとして出力できるという。PDFやOffice文書に加え、スキャンした紙や画像も文字認識して取り込む。

資料やグループ単位の閲覧・編集権限、監査ログも備える。計算用プログラムは他システムから切り離した環境で実行する。管理者は検証済み設定をまとめた「レシピ」を選び、AIモデルを切り替えられるとしている。

ローカルの意味:顧客社内のサーバーで完結する構成を選べる一方、要望に応じてAWSなどへ専用サーバーを置く構成もある。導入しただけで全データが必ず社外へ出ないとは限らず、契約構成、接続先、権限、ログ保存を確認する必要がある。

向く企業と確認点

製造現場の試験記録、不良報告、設計変更、規程集など、外部サービスへ渡しにくい資料を大量に持つ企業へ向く。料金は発表に記載がない。精度、出典表示、誤集計時の確認方法、GPUサーバーの保守費用を自社資料で試してから判断したい。

出典・確認先

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