この記事のポイント
- 洗濯排水をろ過して再利用する給排水不要の仕組みを展示した
- 基地局とコア網をケースへ収めた持ち運べるローカル5G試作機を公開した
- どちらも市販製品ではなく、災害時や遠隔地での利用を想定する技術展示である
2026年10月18日時点のシャープ公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、CEATEC展示品や会場ではない。

シャープは10月13〜16日のCEATEC 2026で、「社会のレジリエンス」をテーマに7件の技術を展示した。日常の家電を災害時にも使う発想から、衛星通信や長時間蓄電まで範囲は広い。
目を引くのは、インフラが止まった場所で水と通信をその場に作る二つの試作だ。循環洗濯システムは水の使用量を抑え、携帯型ローカル5Gは現場だけの通信網を立ち上げる。
洗濯排水を再び洗濯へ使う
「Triple Free Laundry」は、洗濯排水に合わせた独自フィルターで水を浄化し、繰り返し使う。小型化し、給水・排水設備のない場所へ設置できる構想で、避難所や水資源が限られる地域での衛生維持を想定する。
5G設備をケースで運ぶ
「Instant 5G Network」は、ローカル5Gの基地局と通信を管理するコアネットワークを一つのキャリーケースへまとめた試作機だ。現地へ運んで安全な高速無線網を短時間で作り、衛星端末と組み合わせれば地上回線がない場所から外部へつなげられる。
普段の家電も防災設備へ変える
別の展示では、家電の利用データから自治体が地域の異常を捉え、家電が音声で知らせる構想を示した。テレビに避難所情報を自動表示し、避難所ではプロジェクターで情報共有する。専用品だけに頼らず、日常設備を非常時へ転用する考え方だ。
展示段階:発売日、価格、導入自治体は発表されていない。Triple Free LaundryとInstant 5G Networkは、完成品の購入案内ではなく利用場面を検証する技術展示である。
出典・確認先
- シャープ公式:CEATEC 2026展示概要(2026年9月30日)


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