この記事のポイント
- 複合機やプリンターの動作を常時監視し、不審な振る舞いを検知する
- 通信遮断や改ざん設定の復旧を機器側で自動実行する
- imageFORCEなどへ2027年第1四半期から対象を広げる
2026年10月18日時点のキヤノン公式発表を整理した。画像はイメージ写真であり、プリンターEDRの管理画面や対象機ではない。

キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは10月13日、PCやサーバーで使われるEDRの考え方を複合機・プリンターへ応用した技術を発表した。2027年第1四半期から「imageFORCE」シリーズなどへ対象を大幅に広げる。
EDRは侵入を入口で止めるだけでなく、機器の中で起きる一連の動作を見て、侵入後の異常へ対処する仕組みである。印刷機がクラウドや社内ネットワークにつながるほど、この役割が重要になる。
一つずつは正常な操作でも流れで判断する
プリンター内部のイベントや操作傾向を継続的に分析する。個々の操作が正常でも、組み合わせや順序から内部不正や攻撃の兆候を探す。検知ルールには、攻撃手法を体系化したMITRE ATT&CKと、プリンター固有の振る舞い検知を使う。
検知後の処理も機器が行う
脅威を検知すると、不審な通信の遮断や改ざんされた設定の復旧などを内容に応じて自動実行する。結果は本体パネル、メール、ログ管理システムを通じて管理者へ知らせる。夜間など管理者がすぐ動けない時間の初動を補う設計だ。
既設機は更新対象か確認が必要
対象機はファームウエア更新を通じて順次対応し、現在販売中の機種も利用可能な状態で2027年第1四半期から出荷予定とされる。すべての既設機が一律に対応するわけではないため、機種ごとの対象表を確認したい。検知シナリオの自動更新は2027年対応予定である。
導入判断:管理者は対応機種だけでなく、通知先、ログ連携、自動対処の範囲を確認するとよい。EDRを有効にしても、ネットワーク設定や権限管理が不要になるわけではない。
出典・確認先
- キヤノンMJ公式:プリンターEDR技術(2026年10月13日)



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